Word アドイン
Word 用の AutomaDoc アドインは、テンプレートを作るためのツールです。テンプレートは普段どおり Word で書き、プレースホルダーは作業ウィンドウが挿入します。波かっこを記憶を頼りに入力する必要も、代替テキストのダイアログを探す必要もありません。アドイン自体はドキュメントを生成しません。生成はテンプレートのデータ側(Excel アドイン、フロー、ドキュメント API)から行います。
インストールして開く
Section titled “インストールして開く”Microsoft 365 の管理者が Microsoft 365 管理センターから組織に AutomaDoc を展開するか、Word for the web で自分で試せます。どちらの方法も、アドインのマニフェストとあわせて 組織にアドインを展開する で説明しています。その後、ホーム タブの AutomaDoc をクリックします。Windows 版、Mac 版、Web 版の Word で動作します。
ログインは Excel アドインと同じで、Microsoft 365 の職場または学校のアカウントか、Google で行います。個人用 Microsoft アカウントではログインできません。
作業ウィンドウには テンプレート、フィールド、画像、チェック の4つのタブがあります。後の3つは、文書をテンプレートにリンクすると開けるようになります。
文書をテンプレートにリンクする
Section titled “文書をテンプレートにリンクする”テンプレート タブの テンプレートを選択 で、次のようにします。
- アカウントのテンプレートから1つを選びます。各テンプレートには、データの取得元(Excel、SharePoint リスト、Dataverse、Google スプレッドシート、API)が表示されます。
- このテンプレートを使う をクリックします。
リンクは文書の中に保存されます。そのため、何回かに分けて書くテンプレートや同僚に渡したテンプレートも、リンクされた状態で開きます。この文書のリンクを解除 でリンクを外せます。
Lark Base や Lark 承認のテンプレートは一覧に表示されません。これらは Lark で編集します。そうしたテンプレートや、削除されたテンプレートにリンクされた文書では、その旨が表示され、リンクの解除が提案されます。
新しい API テンプレート
Section titled “新しい API テンプレート”API テンプレートには、自社のシステムがドキュメント API や Power Automate のフローに送るデータが入ります。開いている文書から作成するには、この文書から新しい API テンプレートを作成 の 名前 を入力し、作成してリンク をクリックします。
テンプレートのファイル
Section titled “テンプレートのファイル”リンクしたら、次の操作ができます。
- テンプレートのファイルをここで開く:テンプレートの現在のファイルをこの文書に読み込みます。
- フィールドから始める:テンプレートのすべてのフィールドを入れたひな形の文書を、テンプレートのレコードモード(レコードごとに1つ、一覧、レコードごとに1ページ、ラベル)に合わせたレイアウトで作ります。公開するまで何も保存されません。
文書にすでに内容がある場合は、先に確認を求められます。内容を置き換える か、新しい文書として開く(その場合は、そちらで作業を続けるためにその文書をリンクします)を選びます。4 MB を超えるファイルは新しい文書としてのみ開きます。
フィールドを挿入する
Section titled “フィールドを挿入する”フィールド タブには、テンプレートのフィールドが検索できるツリーとして表示されます。フィールドを入れたい位置にカーソルを置き、操作を選びます。
| 対象 | 操作 | 挿入されるもの |
|---|---|---|
| フィールド | 挿入 | {Customer} |
| フィールド | 書式を付けて挿入 | 数値・通貨・パーセント・日付の書式、大文字・小文字・各単語の先頭を大文字、そして空のときに出力する内容(空の場合に出力する内容) |
| フィールド | 次の場合のみ表示… | 選択した段落を囲む条件 |
| リスト | 各項目で繰り返す | 表の行または選択した段落を囲むループタグ |
| リスト | 合計または件数を挿入 | 列の合計・平均・最大値・最小値、項目の件数、またはすべての値を1行にまとめたもの |
| 画像フィールド | プレースホルダー画像を挿入 | フィールドの画像に置き換わる画像 |
リストの項目のフィールドは、そのリストのループタグの間に置きます。そうしたフィールドを選ぶと、作業ウィンドウがそのことを知らせます。
各項目で繰り返す:表の中では、繰り返す行にカーソルを置きます。それ以外の場所では、段落を選択します。列が条件を満たす項目だけを残す(次の条件の項目のみ)、列で並べ替える(行を並べ替える、昇順 または 降順)、出力する行数を制限する(最大行数、1〜1,000)こともできます。
次の場合のみ表示…:先に、表示または非表示にする段落を選択します。条件は に値がある、が空、が次と等しい、が次と等しくない、が次より大きい、が次以上、が次より小さい、が次以下 のいずれかです。が次と等しい と が次と等しくない は、フィールドが出力するとおりのテキストで比較します。それ以外は、数値か、2026-01-31 の形式で書いた日付を受け付けます。選択範囲を囲む をクリックすると、段落の前後にタグが1組、それぞれ独立した行として入ります。
すべてプレーンテキストとして挿入され、手で入力したのと同じになります。各タグの説明はテンプレート構文にあります。
API テンプレートのフィールド
Section titled “API テンプレートのフィールド”API テンプレートには、フィールドを読み取るデータソースがありません。フィールドは、ファイルですでに使われているプレースホルダーと、次の方法で追加したものです。
- 名前でフィールドを挿入:名前を入力します。プレースホルダーに使えない文字はアンダースコアになり、作業ウィンドウに結果が表示されます。
- JSON サンプルからフィールドを読み取る:ドキュメント API のリクエストで1つのドキュメント分として送るデータを貼り付けます。そのキーが、リストも含めて挿入できるフィールドになります。サンプルは、大きすぎない限り文書と一緒に保存されます。
画像、QR コード、バーコード、署名、添付ファイル
Section titled “画像、QR コード、バーコード、署名、添付ファイル”画像 タブでは、テキストとしてではなく画像の代替テキストを通じて入るものを配置します。選択中の画像が現在何を表示するのかも確認できます。
- 画像、QR コード、バーコード:画像、QR コード、バーコード(Code 128、Code 39、EAN-13、EAN-8、UPC-A、UPC-E、ITF-14、Data Matrix、PDF417)のいずれかと フィールド を選び、プレースホルダー画像を挿入 をクリックします。文書内の既存の画像を使う場合は 選択した画像に設定 をクリックします。フィールドの画像やコードは枠のサイズに合わせて収まるので、枠を希望のサイズに変更してください。
- 署名枠:
Customerのような 役割 を指定し、必要に応じて 署名者名を出力 と 署名日を出力 を選びます。文書を電子署名に送ると、その役割の人が枠の中に署名します。それまでは空欄で出力されます。複数のレコードから1つのドキュメントを作るテンプレートは、署名に送れません。 - 添付ファイル:ドキュメントを PDF として作成するとき、選んだフィールド(または すべてのファイル列)のファイルが PDF に追加されます。タグの位置に置くには ファイルを文書の後ではなくここに入れる にチェックを入れます。PDF 内の添付ファイルを参照してください。
内容が入るのは、行内に配置された画像だけです。テキストの前面に浮いているプレースホルダー画像は、チェックで一覧表示されます。Word でその画像の折り返しを 行内 に設定してください。
チェックと公開
Section titled “チェックと公開”チェック タブで次の操作をします。
- この文書をチェック:保存していない変更も含め、現在の状態の文書を送り、生成できない箇所を一覧表示します。何も保存されません。問題がなければ、見つかったフィールド、ループ、画像の数が表示されます。問題の横にある検索ボタン(文書内で表示)で、本文、ヘッダー、フッター、画像の代替テキストの中からその箇所を探せます。
- 公開:この文書をテンプレートのファイルとして保存します。以降に作られるドキュメントはこのファイルを使います。ファイルは再度チェックされます。生成を妨げる問題があるファイルは公開されません(テンプレートは公開されませんでした。先に下の問題を修正してください。)。軽微な問題であれば公開されますが、一覧に挙がったプレースホルダーは、修正するまで意図どおりに入りません。
Excel や PowerPoint のテンプレートに Word 文書を公開すると、テンプレートが置き換わり、以降は Word のドキュメントを作るようになります。その場合は先に確認を求められます(Word テンプレートとして公開)。
公開できるのは、テンプレートの所有者かアカウントの管理者だけです。チェックや公開ができる文書は 25 MB までです。